ショパン「別れの曲」ウクレレアレンジ

こちらのサイトから、ピアノの原曲の楽譜がダウンロードできます。
まずは、このピアノ譜を印刷します。
https://pianoclassics.net/score.php?id=94

「別れの曲」の冒頭です。メロディーを色で塗ってみました。

実はこの曲、右手でメロディーと伴奏を同時に弾き、
さらに左手でベースを弾いているんです。

これを踏まえた上で、Muse Score(楽譜作成ソフト)に打ち込んでいきます。

Muse Scoreソフトのダウンロードはこちら↓
https://musescore.org/ja

Muse Scoreに音符を打ち込んだものがこちらです。
右手のメロディー部分と伴奏部分のパートを分けました。
すっきりして見やすいですね。


この楽譜をもとに、ウクレレソロの楽譜を作っていきます。
少しずつ、少しずつ…アレンジしていきます。
最後までたどり着けるのだろうか…と、不安になるかもしれませんが
1フレーズ仕上げると、同じフレーズが繰り返しでてくるので意外と楽に作れます。
では、さっそくやっていきましょう!

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まず考えるのは、メロディー部分の音域です。
この曲は、音域が広いので、ウクレレでは Low-G で弾くことを前提として
アレンジ楽譜を作っていきます。

Low-G にすると、「低い ソ」を一番低い音とすることができます。
この「別れの曲」は、一番低い音は「シ」です。
(実は、出だしのアウフタクトの音がこの曲の一番低い音なんです)
この「シ」の音をウクレレで出せる一番低い音である「ソ」に替えます。

具体的にどうすればいいのかというと…
シ→ソにするということは、半音を1として、4つ分、音を低くするとういこと。
楽譜を見るとわかりますが、「別れの曲」は♯が4個ついているのでホ長調(Key=E)です。
それを、半音4つ分、低くすればよいので
E→E♭→D→D♭→C とすればよい、ということ。
つまり、ハ長調(Key=C)にすればよい、ということです。

ハ長調に変換したものがこちら。

基本は、上段のメロディーをしっかり取り入れます。
メロディーの合間に、他の音をバッキングのように埋めていきます。

そのとき、下段のメロディー以外の音は、あくまでも参考程度にしておきます。
原曲の音、すべてをウクレレで弾くことはできないので、
ウクレレで弾いたときに指使いに無理はないか、心地よい音の響きになっているか、
などを考えながら一音、一音を選び抜いていきます。(ちょっと大げさ💦)

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五線譜だとウクレレの楽譜を作りづらいので、TAB譜を追加します。
TAB譜を追加した後、五線譜メロディー部分をコピー&ペイストすると、
TAB譜にフレット位置の数字が表記されます。
※ただし、High-G用になるため訂正が必要となります。

TAB譜を追加したものがこちら。メロディー部分が表示されています。
ここから、バッキングとなる音を入れたり、
指使いや音の運びを考えて、徐々に手直し&付け加えていきます。